エデュフル

今知りたい授業のワンポイント

10の合成・分解、0

算数 1年生 2024/4/25

■10の合成・分解と補数

 教科書p.36で「おはじきいれ」ゲームを行って10の合成・分解を列挙し、p.37で「10にしましょう」と「10づくり」を行うことによって、10の合成・分解の定着を図ります。

 それらの活動を行う際は、p.36に示されている数図の形状(1つの数に対応する数図の赤丸と、それを補うように配置されている白丸)を念頭に思い浮かべるよう促しましょう。
 その白丸の数を赤丸の数の10における「補数」といいます。
 10の合成・分解を単に数の組み合わせとして記憶させるよりも、最初は、10までの数図カードを思い浮かべ、10の補数を視覚的にとらえられるようにすると効果的です。
 そのために、p.37の「10にしましょう」の活動では、前ページ(p.36)を開いて進めてもよいでしょう。最終的には覚えてしまうくらいまで、確実な習得を目指しましょう。

 p.36の「おはじきいれ」ゲームでは、児童はゲームの勝ち負けにこだわって「入った数」ばかりに注目しがちですが、「入った数」と「入らなかった数」を対等に扱い、いろいろな数の構成があることを理解させましょう。

■0という数

 0の指導は、10の合成・分解の指導と切り離して行いましょう。
 教科書p.39に「0というかず」という小見出しを設けているのは、10の合成・分解とは別に、0の意味をより丁寧に取り扱いたいことを意図しています。

 0の意味には、
  1.空位を表す
  2.原点を表す
  3.何かがない
などがあります。

 3の「何かがない」は「何かがなくなった」という意味であり、教科書p.39では「枠の中のおはじきが1つもない」ということを表しています。
 「何もない」ではなく「何かがない」ことを0で表すことを意識させましょう。

3.いくつといくつ(すたあとぶっくp.26〜39)

アンケート

よろしければ記事についてのご意見をお聞かせください。
Q1またはQ4のいずれか一方はご入力ください。

Q1:この記事は授業準備のお役に立ちましたか。
Q2:この記事の詳しさは適切でしたか。
Q3:この記事の公開時期は授業準備タイミングとあっていましたか。
Q4:その他、ご意見・ご感想をお聞かせください。

全角で512字まで入力できます。